デザイナーの正しい活用

デザインの説得

意匠は人によって異なり、その解釈にはセンスが関わるため、相手の説得に苦労します。 例えば、「なぜ、この色なのか」「なぜ、この形状なのか」と問われて、絶対にそうあるべき理由を理路整然と述べるのは容易ではありません。 趣味・生い立ち・世代・性別などによってどうしても相容れない場合があります。

妥協によるデザイン品質の低下

デザインの良し悪しは医学・法律・工学などとは異なり、その分野の専門知識が一切なくても容易に批評することができます。しかし、その批評をただ単に受け入れているデザイナーがいるならば、それは3流です。 なぜなら、クライアントのデザイン批評は正しいとは限らないからです。

ただし、デザイナーの立場からすると単発の仕事においてはクライアントから指示された内容が真っ当ではなくても、文句を言わずに素直に指示に従うほうがスムーズに仕事が進むことが多いです。要するに面倒をさけるための妥協です。
良かれと思ってデザイナーに大量のダメ出しをした結果、妥協が発生することがあります。

モチベーションの低下

デザイナーも1人の人間です。文句をばかりをいわれると次第にモチベーションが下がってどうでも良くなってきます。通常は工数が増えても売上が変わらないので、客観的にみてデザインが醜悪でもクライラントのみが個人的に満足すればいいだろうという考えに変化していきます。

デザイナーへの要望

仕事を丸投げすべきという話ではありません。 会社としての考えや希望を出来るかぎり事前に丁寧に伝えておくべきです。

デザイナはアートやデザイントレンドに詳しくとも、会社のイメージや商材の強みについて精通しているとは限りません。何の要望も伝えてなければ、中身の伴わない表面的な表現やどこかで見たようなメッセージ性のないキャッチコピーが生み出される恐れがあります。